初めての給与明細、読める?社会人1年目が戸惑った項目を解説します!

社会人生活

こんにちは、新卒社会人のゆりこです。

突然ですが、皆さんはアルバイト以外の「給与明細」を見たことはありますか?

私は正直、バイト時代の「時給×勤務時間=お給料」くらいしか見たことがなかったので、社会人になって最初の給与明細を見たとき、

「え、なにこの項目……?」
「支給額より控除が多くてビックリ……!」

と、戸惑いまくりました。

でも、ちゃんと仕組みを知っておけば「なんでこんなに引かれてるの!?」という不安もなくなります。
今回は、私が最初の給与明細で驚いた“初めての項目たち”を、実体験を交えて解説していきます!

まずは全体像を知ろう|給与明細は「支給」「控除」「勤怠」に分かれている

給与明細は大きく分けて3つのパートで構成されています。

  1. 支給項目 … 実際にもらえるお金
  2. 控除項目 … 引かれるお金(保険・税金など)
  3. 勤怠項目 … 勤務日数や時間などの実績

それぞれに、聞き慣れない用語や謎の数字がたくさん。
でも、一つひとつ見ていけば意外とシンプルなんです!

支給項目|いくらもらえるかの基本

●基本給

これは誰にでもある「ベースのお給料」。
契約書や内定時に提示された「月給○○円」という金額がこの基本給にあたります。
時間外手当やボーナスなどの計算の基準にもなる金額なので、給与明細の中でも特に重要です。

●時間外手当(残業代)

いわゆる残業代のこと。
法律で決められた労働時間(1日8時間・週40時間)を超えた勤務に対して支給されます。
基本的には通常の時給の1.25倍以上割増賃金となります。

●深夜割増手当

午後10時から午前5時の間に働いた時間に対して、通常より25%割増で支払われる手当です。
昼間の残業と区別されるので、夜勤や遅番のある人は要チェックです。

●各種補助(交通費、昼食費等)

会社によっては通勤にかかる交通費や、社員食堂の昼食代などが補助として支給されます。
この項目に入っていることが多く、非課税(税金がかからない)扱いになる場合もあるので意外と大事。

控除|手取りが減る理由はここにある!

法定控除

●健康保険料

医療機関を受診するときに使う健康保険証のもとになる保険料。
月々の支払い額は会社と従業員で50%ずつ折半します。
金額は、基本給などに「保険料率(都道府県や組合ごとに違う)」をかけて算出されます。

私も最初は「なんでこんなに引かれてるの…?」と思いましたが、いざ病院に行って3割負担で済んだときにありがたみを実感しました。

●厚生年金保険料

将来の年金のための積立。
こちらも健康保険と同様、会社と折半で支払います
大体、基本給×9.15%(2025年時点)が従業員の負担額として引かれます。

将来の老後資金として受け取るものですが、今は「ただ引かれるだけ」に感じやすい項目ですね…。

●源泉所得税

お給料に対してかかる所得税のこと。
基本的には10.21%(復興特別所得税込み)が源泉徴収されますが、扶養や年末調整などによって変動があります。

この金額をもとに、年末調整で還付(お金が戻る)される場合もあるので、年末の処理は忘れずに!

会社ごとの控除項目|法定外だけど見落とし注意!

●組合費

労働組合がある会社では、毎月「組合費」が給与から引かれることがあります。
金額は会社によって違いますが、基本給に応じて一定額が引かれるケースが多いです。

組合の活動や福利厚生に使われるお金ですが、会社によってはまったく徴収がないところも。

●昼食費

社員食堂を利用した人のみ、1食○○円といった形で給与から差し引かれます。
会社によっては「1食100円」など、実質補助が出ているケースもあるのでコスパは◎。

●家賃控除

寮や社宅を利用している場合、家賃が控除として引かれます。
逆に、自分で賃貸を借りている人には「家賃補助」として支給される場合もあるので、支給項目に入っていることも。

このへんは会社の制度ごとに大きく異なるので、入社時に確認しておくのがベストです!

勤怠項目|実際に働いた日数と時間の記録

● 営業日数・出勤日数

1ヶ月の営業日(平日ベース)と、自分が実際に出勤した日数。
「欠勤」「有休」などもここに反映されるので、しっかりチェックしましょう。

●勤務時間数

出勤日数 × 所定労働時間(1日8時間など)で算出される、1ヶ月の合計勤務時間です。

●時間外勤務

1日・1週間・1ヶ月の法定時間を超えて働いた時間数。
この時間数に応じて「時間外手当」が発生します。

●深夜勤務時間

午後10時〜午前5時の間に実際に働いた時間。
この時間分は割増支給されるので、金額と照らし合わせておくと◎。

●休日勤務勤務

土日祝などの法定休日に出勤した時間数。
割増率(通常1.35倍以上)が適用されることが多いです。

まとめ|給与明細は「読む習慣」が大事!

最初は難しく感じる給与明細ですが、読む習慣がつけば「自分の働き方とお金の流れ」が自然と分かるようになります。

  • 「どれくらい残業したか」
  • 「どんな名目でお金が引かれているか」
  • 「補助制度はちゃんと使われているか」

これらを定期的にチェックすることで、知らずに損していることに気づけることもあります。

社会人1年目のうちに、給与明細と仲良くなっておくと、将来の家計管理や転職時の条件確認にも役立ちますよ◎

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