「できる人」って思われるのがつらい
研修って、いろんな人が集まる場所。
とあるトピックに詳しい人、あんまり知らない人。関東出身、関西出身。実家暮らし、寮生活。
背景も、性格も、スキルもバラバラな人たちが一つの部屋で一緒に学ぶ。
学校とも、仕事とも、ちょっと違う、不思議な空間です。
そんな場所で、私はひとつの壁にぶつかりました。
「できるでしょ?」というラベル
ある課題が出たとき、私にだけ周囲から一斉に向けられた言葉。
「その部署なら余裕でしょ?」
「前にあれもできてたし、問題ないよね?」
──そう、私は“できる側”とラベルを貼られてしまった。
正直、できる。けど……
サボりたいわけじゃないし、嫌なわけでもない。
でも、「期待される前提」で話されるのは、思った以上にしんどい。
頑張るけど、期待しないでほしい
私は私で頑張る。
でも、それって「全部任せていい」ってことじゃない。
「近さんがいるから安心だね」なんて言われると、正直ちょっと怖くなる。
できなかったらどうしよう。がっかりされたらどうしよう。
頼られるのが嬉しい反面、それを裏切るかもしれない恐怖が、ずっと付きまとう。
辛さは、気づいたら終わっていた
不安、プレッシャー、期待……
そんなものに押しつぶされそうになっていた私だけど、研修の終わりが近づくにつれて、少しずつその重さは軽くなっていきました。
気づいたら、私も“できない側”の場面があった。
得意不得意は人それぞれ。
肩に力を入れすぎなくていいんだ、と少しずつ思えるようになった。
思い詰めすぎないでいい
期待に応えることも、誰かに頼られることも大切。
でも、自分を壊してまで無理する必要はない。
辛いときはきっと、永遠には続かない。
少しずつでもいい、自分のペースで進んでいこう。
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